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衣類のプリント「寿命と保管」

プリントは2~3年で劣化

 着用の頻度にもよりますが、衣類本体はもちろん、インク自体も劣化していくので剥がれやひび割れなどの症状はでてきます。

プリント劣化

原因その1 経年劣化

 着用することは、直射日光に当たる変色、スレや汚れの発生、長年の使用で劣化します。空気中には、窒素・酸素・二酸化炭素などの他に、大気汚染(エアロゾル・光化学スモッグ・ダイオキシンなど)、カビ、花粉、水分など様々な成分も含まれています。この成分が付着することで化学反応をおこし劣化の原因にもなります。

原因その2 洗濯

 汚れや黄ばみを落とすためには洗濯をします。洗濯は、洗い・すすぎ・脱水を行程とするため、どうしても生地やプリント面にダメージを与えます。衛生面で洗濯はしなくてはならないので劣化は必然と起きるのです。

原因その3 保管

 しばらく着ていない…着ていなくても保管方法で劣化は進みます。正しい保管は、ポリ包装から外し、暗室の湿気の少ないところです。クリーニング時のポリ包装はご家庭までのホコリよけです。そのまま保管すると、湿気がこもりやすくカビや変色、そして劣化の原因となります。不織布包装などで通気性を確保したり、除湿・防虫対策をしたり、詰め込み過ぎないようにしてください。しばらく着ない場合の加水分解やプリント劣化を防ぐには、ジップロックのようななるべく真空にできる袋に空気を抜いて保管すると長持ちします。(加水分解とは、空気中に含まれる水分と反応して分解すること。)

不織布包装は

クリーニング品お預け時に

ご依頼ください。

 特に、ポリウレタンなどの合皮、プリントなどのインクの貼り付けは保管にご注意ください。

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