「ダウンウエア」暖かいのは何故？

ダウンウエアの暖かさの秘密とは。

❚ダウンが何故暖かいのか…。それはたっぷりの空気が羽毛の中に含まれて、ふっくらふわふわだからです。空気はとても保温効果が高く、空気の層が断熱材になることで、外気を防ぎ、体熱を逃がさない仕組みがあるからです。

ダウンウエアとは。

❚羽毛と羽根を中綿にいれ、羽毛を50％以上含んだ衣類をダウンウエア(ダウンジャケット)と呼びます。ダウンは大きく分けるとグースとダックでグースの方が高級素材で、種類にもよりますが羽根より羽毛の割合が多い方が軽く柔らかく暖かいとされています。

羽毛と羽根の違いとは。

• 羽毛=ダウンとは、水鳥などの胸の部分。摂取量が少なく大変貴重、羽軸がなくタンポポの綿毛のように軽く柔らかため保温性が優れているのが特徴です。
• 羽根=フェザーとは、水鳥などの翼や腹部分。羽根は羽毛より摂取量は多く、湾曲した羽軸があり通気性や弾力性が優れてるのが特徴です。羽軸があるため羽毛より重く保温性は多少劣ります。

ダウンウエア、

べしゃんこになっていませんか？

　洗ってしまいましたか？

❚ダウンジャケット・ブルゾンやダウンコートは、保温性が高く冬に重宝するアイテムですが、洗濯方法に悩む方も多いのではないでしょうか。家庭で洗うか、クリーニングに出すか、どちらが良いのか、それぞれのメリット・デメリットを比較してご紹介します。

❚汚れていたり、羽毛が固まっていたりすると暖かさが半減します。ダウンの特性を最大限生かすため、ご家庭洗いでふっくらふわふわにさせるのは意外と手間です。クリーニングは、汚れを丁寧に落し時間をかけてしっかり乾燥させています。適切なお手入れは、衣類を長持ちさせますので上手にご利用ください。

ご家庭で洗う場合

メリット

• 経済的: クリーニングに出す費用を節約できます。
• 手軽さ: 自宅で手軽に洗えます。

デメリット

• 型崩れのリスク: 洗濯機によっては型崩れを起こす可能性があります。
• 乾燥が難しい: ダウンが乾きにくく、十分に乾燥させないとカビが生える可能性があります。
• 羽毛の損傷: 強い力が加わると、羽毛が折れてしまい、保温性が低下する可能性があります。
• 汚れ落ち: 部分的な汚れやシミは落ちにくいことがあります。

注意すべき点

• 洗濯表示タグを確認: 洗濯表示タグをよく読んで、家庭で洗えるか確認しましょう。
• 中性洗剤を使用: ダウン専用の洗剤を使用するか、中性洗剤を薄めて使用しましょう。
• 脱水は短時間: 短時間で優しく脱水しましょう。ダウンによっては脱水時に傾きや重さで脱水しづらいものがあります。
• 乾燥機はNG: 家庭用乾燥機は小さく高温で乾燥すると、羽毛が変形する可能性があります。
• 陰干し: 風通しの良い場所で、形を整えながら陰干ししましょう。羽根が固まっていたりしないようほぐすこともしてください。

クリーニングに出す場合

メリット

• プロの技術: 型崩れや羽毛の損傷を防ぎ、きれいに仕上げてもらえます。
• 汚れ落ち: 部分的な汚れやシミもきれいに落とすことができます。
• 復元力: ダウンのボリュームを復元させ、保温性を回復させます。

デメリット

• 費用がかかる: クリーニング費用が必要です。
• 時間と手間がかかる: クリーニング店に持ち込む手間や、仕上がりの日数を待つ必要があります。

どちらを選ぶべきか？

• 高価なダウンジャケット: 型崩れや羽毛の損傷を防ぐため、クリーニングに出すことをおすすめします。
• 頻繁に着用するダウンジャケット: 汚れが気になる場合は、クリーニングに出す方が良いでしょう。
• 手入れが簡単なダウンジャケット: 洗濯表示タグに「家庭洗濯可」と記載されている場合は、家庭で洗うことも可能です。

クリーニングをすることで「ふっくらふわふわ！」皮脂油などの変色も防ぐことができます。

長く着るためには、正しいお手入れ方法を知ることが大切です。

シームレスダウンは接着部分の劣化にご注意ください。

　❚モンクレールやカナダグースなどのハイブランドダウンのクリーニングも取り扱っております。