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汚れや洗う物によって使い分けは必要

洋服の洗濯の場合

皮脂などのタンパク質汚れの場合、弱アルカリ性の洗剤が効果的ですが、中性の液体洗剤もたくさん売られています。

 
アルカリ性洗剤は、綿や麻のような植物性繊維は問題ありませんが、ウールやシルクのような動物繊維はアルカリに弱いので、おしゃれ着洗い用中性洗剤を使用します。

いつも迷う?重曹、セスキ、クエン酸の使い分け

クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダは、いずれも洗濯に使えるアルカリ性洗剤です。

それぞれの特徴と使い分けを理解することで、より効果的に洗濯することができます。

クエン酸

  • 酸性の性質
  • 水垢や石鹸カスなどのアルカリ性汚れに効果的
  • 衣類の黄ばみやくすみを落とす効果
  • 消臭効果
  • ウールや絹などのデリケートな素材にも使える

重曹

  • アルカリ性の性質
  • 油汚れや皮脂汚れなどの酸性汚れに効果的
  • 洗浄力が高い
  • 消臭効果
  • 赤ちゃん服や肌着の洗濯にも使える

セスキ炭酸ソーダ

  • アルカリ性の性質
  • 油汚れや皮脂汚れ、タンパク質汚れなど幅広い汚れに効果的
  • 洗浄力が重曹より強い
  • アルカリ性の中でも比較的穏やかな性質


でもわかりにくいのも確かです。そこでわかりやすいように表にしました。あくまでも参考ですので、各メーカーの使用上の注意をよく確認しご利用ください。

(手荒れを防ぐために、掃除の際にはゴム手袋を使用しましょう。)

 重曹セスキクエン酸
化学名炭酸水素ナトリウムセスキ炭酸ナトリウムクエン酸
液性(pH)ごく弱いアルカリ性(8.2)弱アルカリ性(9.8)酸性(2.1)
特徴・加熱すると分解して炭酸ガスを発生する・常温での長期保存可能・油脂をある程度乳化できる・タンパク質をある程度分解できる・常温での長期保存可能・果物の酸味の成分・無色無臭・アルカリ性の性質を中和しり働きをする
得意な分野・水に溶けにくく粒子が細かいのでクレンザー(磨き粉)になる・発泡性を利用した、お鍋のコゲ落とし・効果が弱いので安全・水に溶けやすいのでスプレーにしやすい・油汚れ落とし・壁紙の手垢汚れ落とし・血液汚れ落とし・水に溶けやすい・水垢やポットの中の汚れ落とし・トイレの黄ばみや尿石、アンモニア臭の消臭
苦手な分野・キツイ油汚れ落とし・水垢汚れ落としやトイレ掃除・大理石や漆器にはNG・ガンコな油汚れ落とし・水垢汚れ落としやトイレ掃除・大理石やアルミはNG・油汚れやタンパク質汚れ落とし・大理石、鉄、銅にはNG 

家事は毎日のことなので、ご自分が使いやすい物を使いやすいように。

NGなこと(塩素系+酸性=有毒な塩素ガスの発生のような「まぜるな危険」のものなど)だけは気をつけながら使用されるのが良いと思います。

使用量

  • 洗濯機の容量50Lに対して、大さじ1~2杯程度が目安ですが、メーカーや商品の表示を確認し適量を使用してください。
  • 使用量が多すぎると、衣類を傷める可能性があるので注意してください。

注意点

  • 必ず洗濯表示を確認してから使用してください。
  • 漂白剤と混ぜて使用しないでください。
  • ウールや絹などのデリケートな素材は、弱酸性の洗剤を使用してください。

まとめ

クエン酸、重曹、セスキ炭酸ソーダは、それぞれ異なる性質 &効果を持つので、汚れの種類や素材に合わせて使い分けることが重要です。それぞれの特性を理解して、効果的に洗濯に役立てましょう。

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